第1話 「ねえ、大丈夫!?」 少女はいきなり今まで漂っていた空間の浮遊感から放り出され 思いっきり床と衝突した。 その衝撃で飛んでいた意識も聞こえてくるアル声によって引き戻されてきた。 開かない目を半ば無理やりこじ開け、みて見るとそこにいたのは−−−− 「気がついたの?!大丈夫?」 少女は目の前の少年を見た瞬間、自分の意識はまだ夢の中をさまとっているのかと思った。 なぜなら少女の目の前にいた少年は・・・・あの風祭 将にそっくりなのだ。 自分の部屋でパソコンをやっていた以外には、はっきりとした記憶がないというのが現状だった。 このままでは意味が分からない・・・そう腹をくくった少女は聞き始めた。 「えっと・・大丈夫。てか、ココはどこ?」 「僕の部屋だよ。覚えてない?いきなり上から降ってきたんだよ?」 「降ってきた!?えっ・・・上から!!?」 少女は混乱していた。・・・というか、はっきり言ってしまえば何が起こったのかわからなかった。 もしかしなくても自分は憧れていたホイッスルの世界にきてしまったのだろうか? だが、まだ各章らしきものは何1つない・・・・・・・はずだった。 「名前教えてもらえってもいい?僕は風祭 将。 呼び捨てでかまわないから」 一瞬、少女・・・・・・いや、の思考は止まった。 目の前にいる少年は何と名乗ったのだ? 風 祭 将 ? これは・・・・本当に来てしまったの?ホイッスルの世界に・・・・ は呆然としながらも回らない頭で相手が自己紹介したのだから自分もしなければ・・・ と思い、簡潔に自分の名前のみ言った。 「 です。」 「ちゃん。なんか泣きそうだけど大丈夫?」 「あっ、うん・・・。」 「僕に力になれることがあったらいってね」 そう、は漠然とした不安に襲われていたのだ。 ホイッスルの世界にはずっと来て見たかった。 だが、この世界には身内らしき人もいないし、住む家もお金もない。 こんな・・・まだよく理解できていない所で死ぬのは絶対にいやだった。 親切心丸出しで、よく知りもしない自分の事を心配している少年 こんなに純粋な子に嘘はつきたくないし全部話そう・・・ は決意して閉ざしていた口を開いた−−− 「あのね、実は・・・」 そういっては全てを将に話した。 自分は違う世界から来たという事。 PCをやっていたら 「って言う訳なの。」 「そうなんだ。じゃ連絡取れる人とかもいないの?」 「うん。携帯もってたからさっき入ってるメモリに全部かけてみたんだけど。 つながらないの・・・・・・。携帯自体は使えるみたいなんだけど」 「そっか。じゃあ、ちょっと待っててね。」 が珍しく素直に全てを話し終えると、将はそう言って を将の部屋に残して部屋から出て行った。 は将が部屋から出てった事に不安を感じ、追い出された時の事を懸命に考えていた。 ・・・・・・・・・・・・・・が、いい考えは思いつかない。 考えているうちに【戸籍とかどうなってんだろう!?】と、ついつい深い事まで思ってしまい 収集のつかなくなってきた思考を無理やり切り替え、 今はいなくなってしまった風祭 将という少年に望みを託す事にした。 が1人待っていると2人の足音が聞こえてきた。 ふすまが開いたかと思うと、将の兄貴でもある功が一緒に来ていた。 「ちゃんお待たせ。功兄、早く入って」 「あなたがちゃん? 俺は将の兄の風祭 功だよ、よろしくね」 「はい。初めまして です」 が柄にもなく緊張していた事を読み取った功は薄く笑いながら声をかけた。 「そんなに緊張しないで。将から話聞いたよ。 住むとこないんならウチにすまないか?」 は功からもこの申し出に目を見開いて驚いた。 はっきり言ってしまえば、見ず知らずの少女・・・他人なのだ。 こんなに嬉しい事をまさか相手から持ちかけてきてくれるとは思っても見なかったは すっとんきょうな声を出して尋ねてしまった。 「あたしなんか家においていいんですか!?」と・・・ 「うん。困ったときはお互い様だよちゃん」 「将に功さん。ありがとうございます!」 「俺のことは功兄でいいよ。代わりといっちゃなんだが食事交番引き受けてくれるか? 俺も将も料理はできるんだが時間なくてな¿」 「はい、喜んで。料理得意ですから」 「じゃちゃんの部屋は将の部屋の隣ね。将案内してあげて。」 「うん。ちゃんこっちだよ」 「あっあたしのことは呼び捨てにしてください」 「わかったよ。その代わり家族になるんだから敬語はやめてね」 「は〜い。将もって呼んでね」 「うん。じゃあ部屋に案内するよ!」 back home next ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 後書き 主人公は将クンの家族になったみたいです。 こっから先、どーなるか管理人にもわかりません(笑) 書き直し2003年12月27日 |
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